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保険の仕組み・事故発生が多くても利益が出る保険会社の仕組み

投稿日:17/06/2018


保険会社はどうやって利益をだしているのでしょう?

 

毎月僅かな金額の積み立てで、何故イザとなった時に大きなお金が出てくるのか、そんな保険が不思議でした。

 

そんな身近なのに意外と知らないところを調べていきます。

 

保険の起源

では、保険という形はいつ出来たのでしょうか?

中世ヨーロッパで生まれた保険の原型

保険の起源はとても古いです。

 

中世ヨーロッパで交易の災害や盗難といったリスクに備えてでてきたのが「保険の起源」と言われています。

 

紀元前2-3世紀の中国やバビロニアにおいて、商人が荷物を紛失・強奪された際の補填が行われています。

 

地中海貿易では「冒険貸借」という保険金を商船の出航前に受け取り、商船が無事に商売を終えると保険金に利子をつけて返還する仕組みがありました。これが海上保険の原型と言われています。

 

生命保険制度は、ギルドが起源と言われています。

 

ギルドは中世より近世にかけて西欧諸都市において商工業者の間で結成された成された各種の職業別組合です。

 

ギルドでは、毎月定額を支払うという制度を持ち、仲間の組合員の災難に対して扶助的役割を果たしていました。
組合員の減少と共にその制度は崩壊しました。

 

その後18世紀に天文学者のエドモンド・ハレ―が死亡率に基づいた生命表を作り生命保険が作られました。

 

中世の助け合い精神が合理的な統計学で生命保険を作り上げたのです。

 

日本の保険はいつから

福沢諭吉が書いた「西洋旅案内」(1867年)に西洋の近代的な保険について紹介されています。

「災難請合(さいなんうけあい)とは、商人の組合ありて、
平生(へいぜい)無事の時に人より割合の金を取り、
万一其人へ災難あれば組合より大金を出(いだ)して其(その)損亡を
救ふ仕法(しほう)なり。」

「災難請合の事 イシュアランス」として「生涯請合」(生命保険)、「火災請合」(火災保険)、「海上請合」(海上保険)の仕組みを広く紹介しています。

 

その後1879年に日本で初めての保険会社、「東京海上保険」が設立されました。

 

◆保険の理念は「万人はひとりのために、ひとりは万人のために」

保険会社はお互いに助け合うという「万人はひとりのために、ひとりは万人のために」の相互扶助の考えが基本になっています。

 

一人一人が少しづつお金を出し合い積み立て、災難にあった当事者にその中から支払います。

 

人間の歴史の中で、お互いに助け合う精神というのは、生き残るという観点からも大きな役割を果たしていました。

 

相互扶助はロシアの P.A.クロポトキンの理論の中心概念で、生物や社会は競争や闘争によってではなく、自発的な協同によって進歩するという考え。

 

クロポトキンは、生物界には生存競争以上に相互扶助の原理が働いていることを立証しようとした『相互扶助論』の中で相互扶助こそが人間社会の進歩と発達を推進した原動力であると説いています。

 

保険会社の相互扶助の考え方は保険相互会社と呼ばれるもので、最近は株式会社の保険会社がほとんどです。

 

保険会社は「大数の法則」で成り立つ。

個人は毎月のわずかな掛け金で大きな保険金額の契約をします。

 

例えば、その人が数年後に死亡したら、その時に契約した保険料が家族に支払われます。

 

数年というわずかな期間で契約保険料が支払い終わっていないと思いますが、それでも保険料が支払われます。

 

保険会社はそれでも成り立つのです。

 

生命保険は「大数の法則」で成り立っていると言われます。

 

大数の法則は確率論の基本法則で、サイコロを振って1の目の出る確率は、振る回数を増やせば増やすほど6分の1に近づいていきます。

 

すなわち大数の法則は、個人にとって偶然発生した出来事でも、事象を大量に観察することで、その事故発生率を集団全体として予測できる、というものです。

 

死亡に関しても同じで、個人の死亡率は予測できなくても、その年齢集団の全体的な死亡率は一定の割合になります。何人死亡するかという予測が出来るのです。

 

これで死亡保険は成り立ち収支の安定性を保っています。

 

相互扶助の仕組みは宝くじに似て、大数の法則はギャンブルの考え方に似てますね。

 

まとめ

保険の考え方、仕組みがなんとなく見えてきたでしょうか?

 

相互扶助という考え方が、今の巨大な保険会社を作ったのです。

 

保険が災害や事故などの損失をカバーする力は大きなものとなっています。

 

保険会社がつぶれても金融庁は保険加入者を見捨てることはしません。

 

救済処置は必ずあります。それほどに保険は人生の生活の一部になっているのです。

 

ただ安く抑えたいのも現実です。

 

保険を今一度見直してみるのもいいかもしれませんね。

-保険

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